地面を強く蹴ると、屋根に普通に乗れた
『ふぅ
疲れた』
「まだ、鬼が下にいるが」
確かに。殺気が…半端ないね
シュッ
『チッ。しゅんちゃん、死なないようにね』
「…お前もな」
まじかよ。こいつら。
初めての巡察の時に斬りかかってきた奴らとおんなじ格好をした奴らが後ろから刀を投げてきた
私のしゅんちゃんは素早く屋根から飛び降り、刀を構える
そうすると、黒ずくめの奴らが飛び降りてきた
『ったくよぉ、あのボスはこんなに鬼の姫のことを狙ってんのかよ』
「…お前、鬼の姫だったのか?」
『あ。いってなかった?』
「聞いてねぇ」
私も前まで知らなかった
「この前の奴らですね」
「説教はあとでだな」
「わからんが。斬る」
『簡単には死なないよ。
頭と心臓をつらぬけ。
そうすれば、死ぬから』
ま、私の刀ではそんなめんどうな事しなくても平気だけどね