ま、沖田さんの殺らないならいいか
沖田さんの労咳は、治さないと
『ねぇ、歴史って、変えてもいいの?』
「いや、もうバッチリ変わってんぞ?
それに、萌は江戸時代の江戸っ子。
歴史なんて、考えなくていいんだ。
もし、俺が未来におくってなくて、
この状況になってたら、歴史がどうとか言えるか??
江戸っ子なんだから、好きなようにすればいいんだ。
未来なんて、いくらでも変えられる」
そうか…。なら、沖田さん助けていいんだよね
「ほかに、聞くことは?」
『あ、じゃあ、兄様って、また、、よんでもいい?』
「おう。俺も、そっちのほうが嬉しいな」
なら、これから、兄様っていよう
『あと、もうひとつ。
この刀は、なに?』
「…あぁ。この刀は、純の鬼しか使えない刀。
違う人間が持ったりすると、あぶねぇ。
急に血が吹き出したり、夜、刀がそいつを斬ったりする事があるんだ」
あー…。だから、あのおじさんが言っていたように、返しに来てたんだ…
「そして、その刀は、鬼斬り刀とも呼ばれている。
その名の通り、鬼を斬れる刀。
さっきのやつらも頭や心臓を刺さなくても殺せる」
この刀は、すごいんだ
私が鬼だから、あのとき、刀を握ったときに、血が沸騰したように熱かったんだ