「だから、あのとき。あえてボスは萌を殺さなかった。
俺より、利用できるから。
俺は、萌を、、姫をとらえるための餌。
部品のような物だ。
本当は、こんなのに協力なんてしたくないけどね」
『…なら、私が滝を解放してあげる。
私が、滝の言ってるボスってところにいけば、…滝は、解放されるんでしょ?』
私が、ボスのところにいけば、滝はいらなくなる。
だから、私が、ボスのところに行けばいいんだ
「いや、解放はされると思う。
でも、萌が苦しんだりするのは、嫌なんだよ」
そんなの…
滝が苦しむのもおかしいじゃんか
「それに、時がきたら、俺は
ボスを殺す」
『っ!!…それ、私も殺るよ』
「は?」
『あのとき、母上と父上が殺された時、ボスに言ったんだ。
お前は、私がこの手で殺すってね。』
あのときの思いは、まだ心に残ってる
今、思い出すだけで殺したくなる
「なら、一緒に殺そう。
母上と父上を殺したボスは、俺たち兄弟で殺すんだ」
『うん。…滝。その前に死なないでよ』
「あぁ。死なない。復讐が終えるまでは。
萌も、死ぬなよ」
『死なないよ』
死なないように、頑張らないとね
「あと、池田屋事件」
『っ!!…滝、いるの?』
「まぁ…。会議には、参加してるかな。
でも、萌の大好きな大好きな大大大…グヘッ」
『あぁ"?』


