「おい!!総司!!!!
この坊主は誰だ!!!!」



私は女だけど。

まぁ、男ってことにしておこうか



「僕も知りません」



笑顔で言ったよ…

名前、言ってなかったな



「はぁぁぁ???
知らねぇ奴を屯所に連れてきたのか??
間者かも知れねぇんだぞ」

「あ、それはないと思いますよ?」



え??なんで?私、さっきあったばかりじゃんか。なんで、そんなこと言えるの?



「だって、豊玉発句集を知ってる人が、長州の人な分けないじゃないですか♪」

「総司…てめぇ…」



鬼がいるよ。鬼が


長州じゃないし
さっき、この時代に来たばっかりなんだから



「おい、坊主。お前名前は」

『…木ノ原萌』



そう言うと、二人の目が大きく見開いた



「き、木ノ原…萌?」

『…あ。青木波です』



なんで、私の名前聞いただけで、そんなに驚くの??

だから、嘘の名前を言ってみた