『さぁ、来なよ』
ニヤリと口元をあげ、黒ずくめの奴らに挑発する
奴らは挑発の乗って斬りかかってくる
この刀は、ただの刀じゃない
不思議な、刀なんだ
ザクッ
ザシュッ
グザッ
私は斬りかかってくる奴らを次々に白桜で斬り裂いていく
私の周りの真っ白な花びらを真っ赤に染める
これじゃあ、赤桜だね
〔…こりゃあ、たまげた…
白桜が…、赤桜にかわってもおた…〕
白桜が、売っていたお店のおじさんが私の横でそう、呟いた
この白桜には、2つ名前があるんだね
白桜と赤桜。
へぇ。すごいじゃん
「波さん!!なんなんですか!この人達は!!!」
『わからない。…でも、私の…
仲間…?』
「波さんの…仲間?」
沖田さんは、普通に斬っても相手は倒れない。
心臓、頭を斬れば死ぬ。
こいつら、人間じゃない。
私は、死なないけど、私とおんなじ


