グイッ



「手当てします!!ついてきてください!!」

『…は?』



ついてきてくださいじゃなくて、

来てくださいじゃない?
グイグイ手を引っ張ってさぁ


別に、こんな傷どうでもないのに



「ここです。入ってください」



こ、ここは…。
壬生浪士組、、新撰組の屯所だ



靴を脱ぎまた、グイグイと腕をひかれ、この人の部屋らしき場所に来た

うわ、殺風景だ

机の下から、救急箱らしき物を出した



「ばい菌が入りますよ」



こんな傷、数分もたてば、治るのになぁ

まぁ、親切な人の言う通りにしようかな


男の人は、器用に私の傷を手当てしてくれた



『…ありがとう…ございます…』



お礼ぐらいは、言わないとね



「いえいえ」



一瞬、驚いた顔をしてたが、ニコッと微笑み言ってくれた


ドキッ…


ど、ドキッ????