『あ、あの…』

「ん??」

『いい加減はなれてください』




この新撰組の屯所に住ませてもらって

何日かたった。


私は、沖田さんのお願いで、土方さんに沖田さんの小姓にされ、

それと、女みたいだし、人手が足りないからと言う理由で女中にもされた


沖田さんは毎回、暇があると、私に抱きついてくる

私を女だと知ってるのは、沖田さんだけだからかな…


傷もまだきちんとは治ってないし




「え??いやだよ~。
波さん、抱きごこちが良さ過ぎるのがわるいんですぅ~♪」

『はぁ、昔から変わらないなぁ…』ボソッ

「なにか言いました?」

『いいえ』



昔から、沖田さんは後ろからガバッと抱きついてくるのが多くあった

もう、沖田さんの癖みたいなもの




「そう言えば、、波さんの刀、不思議な刀ですね」

『あぁ、この刀…ですか?
この刀、白桜って名前なんです』

「白桜…。…はく…おう…」




沖田さんは私が握っている白桜をじっとみながら、白桜、白桜と呟いている

呪い??



『見たこと、あるんですか?』

「え??…うん。まぁ、ね…」