あの橋に行ってみよう


桜の木から飛び降りて、

沖田さと土方さんと初めて会った

橋に行ってみた



『ここだ…。
変わってない』



なにも、変わってなかった


橋にのぼり、太陽が登る方向を見つめる



~♪



桜が舞う夜君達に出会った

運命だと感じた


全てを傷を癒すこの力

あなたたちは嫌わなかった


だからなの?

こんな気持ち初めてだった

楽しくて、嬉しくて、心が癒された思いが


だけど、別れの日があった

あなた達の前で、私は消えた


あやまりたいのにあやまれない

私だってことは、秘密だから

だから、あなた達が気づくまで

私は待ってるから


~♪



『…なんてね。
確かに、あの時、桜が舞う夜に二人に出会った。この力も、拒絶しなかった。
本当に、楽しくて、嬉しくて、心が癒された…。私の力では癒されない心が。
別れの日も、滝。…滝が、この時代を壊すと、今でも思ってるとしたら、
また、私は未来に飛ばされるのかな…』




キラキラと夕日が山から頭を出してきた


多分、私が笑えなくなったのは、

あの癒しが消えたからだ。

あの楽しかった頃とは真逆で
暴力を振るわれ、命令されて、
心は、癒されるどころか、滅んでいった