僕と土方さんが自己紹介をしたら、
波さんは屯所から出ていった
その少し後に、一君が入ってきた
「副長」
「あ?なんだ、斎藤か。どうした?」
「今、見知らぬ男が」
「あぁ。あいつな。いいぞ。気にしなくて」
「俺とぶつかっても、なにも話さなかった」
またぶつかったのか…。
…心配だなぁ…
行くか
「僕、出掛けてきますね」
「あぁ、
門限には帰ってこいよ」
「わかってますよ」
気になって追いかけてみると、
波さんが、見知らぬおじさんに刀を首にあてられていた
…しりもちついてるってことは、またぶつかったのか…
って、こうしてるばぁいじゃない
「ねぇ。おじいさん」
〔あ"?…ひっ!!し、新撰組っ!!!〕
怯えてるし。
「ククッ。斬っちゃうよ?」
〔うっ…!!こ、小僧!!覚えとけよ!!〕
そう怯えながら叫んで去っていった
波さんが首を怪我していたので、
もう一回屯所に連れ帰って手当した
はぁ。怪我する名人ですね


