なんでこんなボロボロに…!!




「…ボスがっ…!!」




ボス??あのくそジジイか!!




『兄様、屯所に連れていくから背中乗って』


「お、おぉ…」





兄様に背中にのせ、黒桜を私の腰にさして屯所に戻った。



屯所に戻ると土方さんが入り口で立っていた。





『土方さん!!!水と手拭いお願いします!!』


「は?あ、おぉ」





この傷…。ここじゃ無理か。





「持ってきたぞ?」


『あ。ありがとうございます。

すいませんが、空いてる部屋ってありませんか?』


「一つあるぞ。ついてこい」





兄様を背負い直して土方さんについていった。




「ここだ」




…うん。ここならちょうどいいな。