『では、いただきます』
パクリッ
『…美味しい…』
「本当ですか?ここのお店、さっき話した萌がオススメしてくれたお店なんですよ」
あ、やっぱり??見覚え会ったから
思い出の所は、覚えてなくても感覚でわかるんだな
『…そうなんですか』
このお団子。あの時、沖田さんと土方さんにあげたお団子だよね
そうくん と としくんか…
小さい頃の私、面白いな
それに、あんなにニコニコ笑ってたんだ…
…あれ?私、なんで笑えなくなったんだっけ?
「波さん?」
『ぁ、はい…?』
「いや、なんか、急にボーとするから」
『すいません。なんでもないです…』
私は、なんで記憶がないんだろう…
■■■
「あはは~。門限通りすぎましたね~」
『…鬼が待ち構えてるのでっていったのは、誰でしたっけ』
「僕♪」
あれから、団子を何個も土方さんのお金で買って食べていたら、門限を過ぎていた
私は、別にいいんじゃないの??
『あ。沖田さん、ありがとうございました』
「ん?なにが?」
『怪我とか、甘味とか』
「怪我は、一回目は僕のせいだったし、
甘味は、土方さんのお金だから、平気だよ??」
うわぁ、優しいなぁ


