「ほぉ~らぁ。萌!」
ドンッ
『わっ!!!』
白桜に背中を押され、沖田さんに抱きつく形になった。
「クスッ。ほら、飲んでください」
血がよくでる首筋を私の目の前に持ってくる。
あぁ、いい匂い…。
食べたい…。
「鬼の本能が反応してるよ?」
私でもわかる。
鬼になってる。
金髪に変わり、赤い目になってる。
でも、飲んだら…。
「萌。僕は好きですよ。恋愛感情で」
『…でも…』
それがこの場のために言ったことだとしたら…。
「じゃあ、これならわかってもらえますか?」
『…?!!!!』
なっ…!!
「…わかってくれました?」
『おきっ…!!せっ、接吻…!!!』


