…。
否定はできない。
だって、総司の血美味しそう…。
ーー(飲んじゃいなさいよ
ダメだよ。他のやつの血を吸わないと。
ーー(はぁ、しょうがないわね
ポンッ
『……は、白桜…?』
「萌ったら。正直になりなさいよ?」
目の前には髪が白くて赤い目をした白桜。
刀は鞘も消えていた。
「か、刀?!」
『お、沖田さん、刀の白桜です…。
刀の力、ですかね』
「当たり前じゃない。私は姫の刀なんだから。これぐらいできないとね~」
凄いね。初めて知ったよ。
「あ。総司総司」
「はい?」
「ちょっと萌に総司の血吸わせてくれない?」
『ちょっ!!!白桜!!!』
なんで言っちゃうんだ…。
沖田さんが困って……ない…?
「いいですよ?」
『そこは断ってくださいよ!!!』


