庭には、加藤と沖田さんが楽しく話してるところだった
「総司、あいつっ…!」
『ま、好きにさせてあげましょうよ。
なに言われても、私はやってませんし。
これから、録音するつもりなので。平気です』
「ろくおん???」
『はい。未来の機械で、音や声を残すことができるやつですよ』
たしか、部屋にあったはず
いまないし取りに行くか
『では、またあとで』
「あ、おう」
小走りで部屋に戻り、部屋を見渡す
『あったあった。
そういえば、ここに来てから見てないなぁ』
ずっと、部屋の隅に置いていた
中からスマホをだし、いじる
電源は少し減ってるけど、できるね
録音モードにして、服の中に隠した
スー
「あれ?波。なにやってるんですか?」
『べつに』
「一つ、聞きたいんですが、
彩花さんの事で。」
彩花さん…
ふぅん。名前でもう読んでるんだ
「昼に彩花さんが…」
『私ははなすことなんかありません
今日、土方さんの部屋で寝るんで
では。また』
「え?」


