チュンチュンッ



『はぁ…』


橋の近くの草の上で寝転がり、空を見る


なんか、悲しい



ーー(嫉妬?


『は?!!!!』



頭の中にいきなり流れ込んできた知らない声

まさか、白桜?



ーー(その通り。はじめまして


は、はじめまして


ーー(で、嫉妬??あの、小娘に嫉妬してるの?


そんなわけない。

ただ、泣いてないのに、心が泣いてる感じ



ーー(ふぅん



一言だな



ーー(えぇ




沖田さん…。加藤を好きになっちゃうのかな…


『…はぁ…』


「な~にため息ついてんの?お嬢ちゃん」



ーー(そう何回もため息ついたら、幸せ消えるわよ?


それは嫌だけど、なぜか出るの




「おーい。聞いてる?」