「この俺達の刀は、普通の刀ではないって、言ったよな?」

『うん』

「この刀は、この世界とも繋がってるんだよ。
だから、なにか異変がおきると、こういう動きをするんだ」



なんか、、不気味…

でも、この刀が世界に繋がってるなんて…

ビックリ



「多分、いつも持ち歩いてないと、
異変を気づかせるために、刀が上からふってきたり、体当たりしてくることがあるから、絶対にはなすなよ。
結構痛いんだからな!」

『わ、わかった…』



刀にも、意識はあるんだよね



「はなさないで、どうやったら異変に気づくんですか?それに、この刀、喋りますか??」


沖田さんは目をキラキラされてワクワクしている


「まぁ。
心の中に話しかけてくるな。
萌は、話しかけてこないか?」

『いや、そう言うことは無かったけど』

「そうかー…。黒桜なんて、ギャーギャーうるさいんだよなぁ~っいってぇ!!」



兄様がいきなり、右足を押さえながら跳び跳ねる

あぁ、黒桜が怒ったんだね



「ったくよぉ…。それと、異変は、
風が吹いたり、
花びらが一枚、目の前にヒラヒラと飛んでくるんだ。
時には刀と鞘がぶつかる音がしたりするんだが…」



す、すごい…



「これも、鬼斬り刀って証拠だ。
俺は、腰にさしてても上から石がふってくる時がよくある…
はぁぁぁ。
ちょっとした異変にもこいつは、反応するからな。
白桜は、こいつよりおとなしいみたいだな」



兄様、大変そうだなぁ