『沖田さん、いい加減、抱きつくのはやめてください…』

「無理ですよ~
波、抱き心地がいいんですもん」



いつもいつも抱き枕な私の気持ちを考えてくれ…


フワッ



『…あれ?刀握ってないのに、花びら?』



まさか、兄様が言ってた奴って、これ?



『兄様が呼んでる。行かないと』

「あ、僕も行きます!」



刀を握り、部屋をでて、土方さんに外出許可をとり、あの橋に沖田さんと向かった



「あ、よっ!萌。と、沖田総司」

「フルネームやめてくださいよ。
総司でいいですよ」

「じゃ、総司。俺の事は、滝でいいぞ」




わぉ、握手なんかしてますよ

仲良しだねぇ



『兄様、どうしたの?』

「あ、あぁ。
あ、あのさ、なんか、変わったことないか?」

『あるよ。未来人間が女中になった』

「やっぱりかぁ…」



また、兄様の仕業か?!



「いや、今回は俺じゃないぞ!!!
刀が妙に変な動きしてな?
なんか異変が起こった気がしたんだ」

『異変って??』

「刀を部屋に置いていたはずなのに、いつの間にか上からふってきたり。
刀が穴掘ってたり」

『生きてる?!!!』