ギュッ



「波さ~ん」

『離れろ。女は嫌いだ』

「え~?女中どぉし、仲良くしようよぉ」



キモい。

てか、沖田さんが睨んでるけど


加藤は後ろから私に抱きついている

沖田さんの特等席にね


てか、私の背中は特等席?!!!



『仲良くするつもりなんてないし。
邪魔』



加藤を振り払って、ダッシュで部屋に入った



ギュッ



「波さ~ん」

『その言い方。加藤に似てるからやめて』

「じゃあ、波」

『…まぁ、いいや』



部屋に入ると、いつも沖田さんは後ろから私に抱きついてくる


暑い


『あ、沖田さん。
具合どうですか?
あれから、なんの異変まありませんか?』

「はい♪すっかり元気ですよ?
元気ハツラツです♪」

『よかったです』