エイプリルフール*嘘でキミの気を引こうと思います!









「蒼くん」


「なに?」


「あたし、もう嘘をつかない」


「その考えは懸命だね」


「だって、蒼くんと別れるの考えられないもん」


「…はいはい」








この時の蒼くんの顔は、真っ赤に染まっていたなんて、あたしは知る由もない。