知りたくなかった本当の気持ち

不思議で仕方ない。

その上私はどうすればいいのかわからない。



とにかく体を起こした。


...体は重い。


気分と同じだ。



手を離そうとしたが、意外と風磨君の力が強くて離れない。


どうしようもなくてつい、ため息をこぼしてしまった。



すると風磨君の体が動く。


起きてくれるのかなと思い、彼を見続ける。


「おはよう」


と、寝ぼけながら言われる。

良かった、起きたみたいだ。



「おはよう」


「あ、ごめんな...」


と言った彼は、慌てて私から手を離した。