知りたくなかった本当の気持ち

「本当に、何かあったんだ。
しかもその大きい荷物......。


上がって。
何も用意できてないけど」


風磨君はすぐに出てくれた。


思いっきり普段着だから、落ち着かない。


まぁこの前もそうだったけど。



「お邪魔しまーす」


私は礼儀正しくする。


「悪いな、俺の部屋に行こう。

今色々と散らかってんだ」


気を遣ってもらっている。

なんだか悪いな。



初めて踏み入れた風磨君の部屋は、きれいに整頓されていた。


他の部屋が汚いなんて、想像がつかないよ。



「悪いけど秦野、俺今から風呂入ってくる。


秦野はちゃんと入ったか?」


「私は入ったよ。

行ってらっしゃい」


「寝たかったら、そこのベッドで寝て良いからな」


彼の優しい言葉に、私は頷く。