知りたくなかった本当の気持ち

風磨君の声は、やはり私を癒してくれる。


「本当に突然すぎるけれどさ...。

今夜泊めてくれない?


無理にとは言わないけど...」


ダメだよね、突然こんなこと頼んで。


⦅今夜うち、誰もいないけど良い?⦆


「良いの!?

泊まっても」


⦅ああ。
おいでよ。

その代わり理由はたっぷり教えてもらうからね⦆


そう言われ通話は終了した。


今あった出来事を話すだけで泊めてくれるなんて、安いもんだよ。


風磨君の家にはこの前通ったから、知っている。



呼び鈴を鳴らすのに緊張してしまう。


だって家には風磨君以外誰もいないってことでしょ?


健全な高校生の男女が、二人っきりで一夜を過ごして良いのだろうか。



風磨君だから大丈夫だよ。



そう思って呼び鈴を鳴らした。