知りたくなかった本当の気持ち

晩ごはんは、静かで気まずい雰囲気だった。


私はそんな雰囲気の中、いろんな人に睨みを利かせていた。


時折される会話にも終始、顔を引き締めていた。



家政婦が適温にしてくれている風呂に、ゆっくりと浸かる。


これだけは私をリラックスさせてくれる。



風呂から上がったら、父さんに言うのだ。



コンコン


しっかりと髪も乾かせた。

度胸もある。


それなりに準備を完了させると、父さんの書斎をノックした。


「どうぞ」


父さんの執事が通してくれる。


この部屋にはやはり、父さんと兄さん、琉生さんが揃っている。


「來奈、ちょうどよかった。

お前に話したいことがあるんだ」