「お、ようやく素直になる気になったのか?」
「...離して。
私は他に彼氏がいるの。
こんなことしたらダメだよ」
ひどいこと言われたのに、私は琉生さんの味方をしている。
「彼氏...」
若王子は小さな声で呟いたが、なんせ距離が近いから聞こえてしまった。
そしてその言葉に打たれたのか、私を離してくれた。
「彼氏も待っていることだし、私帰るわ」
「好きなのか?
その彼氏のこと。
ちゃんと今でも、好き...なのか」
何であんたがそんなこと訊くの?
本当突拍子の無いことするんだから。
「関係無いじゃない、あんたには」
ここで冷たくすることは間違っているのはわかっている。


