知りたくなかった本当の気持ち

「やめ...て!」


小さな声で彼を拒否する。


あの時の真実が今明かされたけれど、またなんかの理由で嫌な思いをされるのはごめんだ。



「でも俺は、お前を傷つけただけじゃないだろ?」


私はこの言葉で静止してしまう。


どういうことかわからず。


「俺は困っているお前に手をさしのべたり、

クラスメイトからやられている所を助けたりした。


おぶって保健室まで運んだこともした。


だから俺はお前を傷つけるばかりしてない」



「..................」


言葉が出ない。


「わっ...」


彼の腕の動きに反応してしまう。


離してほしいのに離してくれない。



「......そんなこと...覚えてないよ。


それに...あんたが周りを巻き込んでいなければ、ヒーロー気取りをされないで済んだんだ」