「そんなに勉強したいのか?」


...別にそういうわけじゃない。

ただ家にいたくないだけなのだ。



「そういうわけじゃないけど...」


「まぁあんま遅くならないようにな」



そんな優しい言葉をかけられる。


一瞬聞き間違えかと思い、相手の方を見た。


すると相手は普通にしていた。


「じゃあな」


「うん」


そして私は勉強に取り組んだ。


アイツも意外と真面目に宿題に取り組むんだな。


わからない所を必死に考えていたし。


ま、教える気は毛頭無いけどね。




そんなある日ーーー