その手は簡単に琉生さんに攻撃できた。
だが彼に反応は見られない。
戸惑いながら様子を窺ってみる。
なんと!彼は寝息を立てていた。
私は少し安心しながら、でも警戒心を持ちながら彼の下から抜け出した。
私の部屋で寝ないでよ...
とは思うけれど、これから彼を起こす気にはなれない。
私は彼の顔の近くに、また置き手紙をすることにした。
〖里桜...。
私、もう無理...。
琉生さんが怖い。
もう一緒に住みたくないよ〗
里桜に電話したかったけれど、夜だからと思って簡単にメールを打ち、部屋から出た。
玄関に行くと、置き手紙は姿を現していない。
彼はちゃんと読んでくれたんだ。


