知りたくなかった本当の気持ち


「ごめんなさい!!

今からすぐにご飯を作るから」


私は慌てて、キッチンに駆けていく。


その時に彼からの返事が聞こえたのだ。



「何で俺より後に帰って来てんだよ」

 
低く冷たいその言葉は、私を凍りづかせた。


恐る恐る琉生さんの方を見ると、目が合う。


だが私は何も言わなかった。



簡単に晩御飯を作ると、机に並べる。


私のも琉生さんの前に置く。


いつものように向き合って食べる。


琉生さんに何を言われるかわからず、びくびくしながら。



しかし琉生さんは、特に何か話しかけてくることもなかった。


ごちそうさま、と言う琉生さんは、風呂場に向かう。