知りたくなかった本当の気持ち


「今日はダメだからね~。

あたしが先に誘ったんだから!

あんたは明日か、別の日ね」


「へいへい」


ちょ、何で若王子納得してんの!?

しかもなんか、素直じゃない?


もしかして若王子、里桜のこと......


「里桜、行こう」


私はそれだけを言い、彼の前を通る。


後ろでルンルンしながら、里桜は私に着いてくるのだった。



それから私は、カラオケに着くなり熱唱した。


來奈は、ちょっとばかり歌下手だね。

と言う里桜の言葉を無視して。



「ねぇ來奈。

歌ってばかりじゃなくて、少しは話をしようよ」