知りたくなかった本当の気持ち


神崎さんより先に帰り、晩ごはんの用意をする。


神崎さんは兄さんと違って、給料を少し多く貰っているのだろう。



だから少しでも手間をかけた手料理を作らなければ。



そう思って私は料理に取りかかった。



19時前になり、晩ごはんは出来上がった。



一応広間の机の上に並べておくことにした。


それから私は神崎さんが帰る前にと、風呂の準備もすることにする。



よし、これでお湯を入れてと。


私は風呂場を後にした。


風呂が豪華すぎて、掃除が大変だ。



なんて思っていると。


よそから足音が聞こえた。