的確な答えを求められる。
わかってたよ。
抽象的に言ったら、聞き返されることくらい。
しかしやっぱ戸惑う。
少しばかりうつむいてしまう。
「あ!!
ちょっとちょっと來奈!!」
と突然里桜は声を上げる。
私は驚き、彼女に示される方を向いた。
そこには里桜に向けて愛想笑いしてる若王子がいた。
カバンを持っているため、帰る途中なんだろう。
「そういえば康君に報告しなきゃだね!
私の事は後でで良いから、先に彼に言ってきなさい」
なんて言われた私は里桜に背中を叩かれた。
いやや、今日1日私の話を楽しみにしてたんでしょ?
それなのに何で易々と第三者に引き渡すことが出来るの?
「ほら、早く行きなさい」


