來奈side


「おはよう」


朝ごはんを作って食卓に並べていると、神崎さんはやって来る。


私は彼に挨拶をすると、また台所に戻り作業をする。



「さぁ、食べよう」


そう言って私たちは食べ始める。



昨日会ったばかりだし、食卓が賑やかになるわけではなかった。



「行ってきます」



先に行く彼の声を聞こえる。


私も早く準備して行かなくちゃ。





学校に着き、教室に入る。


そこはいつもと変わらない空間だった。



しかし私の中ではなにか違うんだ。



今日からフリーじゃない自分に、新鮮味を感じるのであった。