知りたくなかった本当の気持ち

《仕方ないじゃない?

これは風磨にも知ってもらわないといけないことなんだから》


直接顔を見られないせいか、余計に里桜の意図が掴めない。



きっと視界に入る所に彼女がいたら、きっと彼女は顔を輝かせているんだろうな。



それだけのことを考えるだけで、楽しくなる。


電話して正解だったな。



「ちょっと~、それどういうこと?」


私の発言も反映されている。



《良かった。すこ~~しだけ、來奈の声色良くなってる。


ごめんね、あたし今忙しくしてるから。


明日また学校でくわーしく聞くから!



落ち込むなよっ!》


慌ただしいな、急に。



まぁ相手の状況を知らないんだから、どう思っても無意味か。



いつの間にか里桜との通話が切れていた電話を、ボタンを押して待ち受けに戻して、ケータイを閉じた。