知りたくなかった本当の気持ち

私は父さんに利用されるだけなんだ…。


そう思うことしかできなくて、ベッドに顔を押し付けた。



気持ちをそのままベッドにぶつけるしか、今の私に自分の気持ちを静める方法を思い付かなかった。



そして自然と涙を流す私だった。




《もしもし?來奈?

どうした?》



少し落ち着いた私は、友人に助けを求めた。



「里桜…。

私…。 体調は治ったみたいだけど…。


心の調子が悪化しちゃった。



だから今、ものすごく里桜の声を聞きたくなった。


私… わ、たし…」



突然こんなこと言われても困らせるだけってことは、もちろん承知の事だった。



《聞いてた。 風磨もそれとなく來奈のこと、心配してたよ》



「……そっか。
里桜が風磨君に私のこと話すからだよー」