知りたくなかった本当の気持ち

「は?」


俺に逆らうのか、と言うような低い声が返ってくる。


「そんな知らない年上の人と、親密な関係になるなんてできないよ!」



私は思ったことを言う。



正直私は強制的に交際しようとは思わない。


好きな人と付き合いたい。



周りの人と同じ思いを持っているのだ。



私は父さんの良いようにしか使われないんだ。



「お前の意見なんかどうでもいい。


来週辺りに向こうの人を呼んでおる。



寄り道せずに帰ってこいよ」



父さんはそう言うと、私に背を向けた。



ムッとしている私は、さっさとここから出ていった。




自分の部屋に着くと、乱暴に扉を閉めた。