知りたくなかった本当の気持ち

メールで言われていたから、そこまでは驚きはしないけれど。


だけど驚きが全く無いわけではなかった。



「その人はな、まだ若いがこの先会社的には有能な人材となる。


キープしておきたいんだ。


いずれは奈歩に会社を継がせるつもりだが、一人じゃ不安なこともあるだろうし。


私が言う交際相手は、奈歩より少し年上だから若い。



いいか、ちゃんと良好な関係を作れよ」



父さんは淡々と説明する。



直接私に関係ないじゃん。



なんか納得できない理由で、私は見ず知らずの人と付き合わなければならないのか。




ただ父さんの良いように使われているだけじゃん、私は。



「嫌です」


小さな声で反抗する。