知りたくなかった本当の気持ち


私…今空気読めていない。



「來奈ちゃん…。


今隠していることあるでしょ。


それはもう、ここにいる人全員がわかっていることだからさ。



今日遅刻した理由は、いつもと同じじゃないでしょ?



そう…。來奈ちゃんは今まで保健室で休んでいた。



だから遅れたんでしょ?


金曜日の疲れが十分に取れてないみたいだし」




淡々と言われる戸成先輩に、私はなんて答えれば良いのか困惑してしまう。



皆がこちらを真剣に見ているから、つい固唾を呑んでしまう。




「……体育倉庫での事ですか?」



目を下に向け誰とも目を合わせないようにすると、目を瞑って言った。



その言葉に会長が反応する。



「そう。

閉じ込められたんだろ?

同じ学年の人に。
まだクラスや名前は確認できてないけど、明らかにあれは來奈ちゃんが被害者だろ?


きっちり罰を与えたいんだ。


その人の事を詳しく教えてくれないか?」



罰…?


そうだよね、栗橋さんには罰を与えてもらわなきゃ。