こんな弱味を見せたら、若王子にとって良いネタになるのに。
止められない。
「……俺があいつの代わり… になれないか?」
まさかの提案に、驚く私。
そして悔しそうにしている彼の顔。
そんな表情するなら言わないで。
「私、帰る」
これ以上悩みの種を作りたくない。
そう思ってベッドを出ると、クラッとした。
「急に立つなって。
保健の先生も言ってたけど、十分な休養を取ることが第一だって」
自分の体を支えられている。 私の嫌いな人に。
若王子に介抱されても、嬉しくならない。
「家に帰ったら、ちゃんと休むから」


