知りたくなかった本当の気持ち



「...成岩!  ...野田!

......秦野!」


課題考査は無事に終わり、今は結果を担任から返してもらってる最中。



名前を呼んでは何も言わずに結果を渡す先生。




席に戻った私は、それぞれの教科の平均点を見る。



どれも裕に超えている。



そしてざっと見回したら、学年順位を見る。



来たっ!!!   1位だ!



私は喜びを隠せないで、ついニヤニヤしてしまっている。



「えー、この中に学年トップはいます。

誰だかは言いませんが」



全てを配り終えた先生は言う。