知りたくなかった本当の気持ち


「なに」


構えながら返事をした。



「え、何?」



突然若王子が私の体を押した。


予測できなかったことだから、私の体は地面に倒れた。



え、と慌てていても彼は平然としていた。



普通に彼も私と同じように体を横にした。



あ...そういうことね。



「で、何?」


私の態度はさっきよりも明らかに悪い。



それは自分でもわかっていた。



「おまえさ」


チラッと見られた私の顔。




それに少しだけドキッとした私。



えっ!