「今日はたまたまかもしれないよ。
じゃ、秦野が自信無い時、今度は俺がサポートに回るよ」
「ホントに!?
嬉しいな。
心強い味方ができて」
本当、風磨君は頼りになる。
優しいし。
絶対モテるだろうな。
「じゃ、帰ろっか」
彼の言葉に、一旦自転車置き場に向かう私たち。
「な?やっぱ自転車持ってきた方が良かっただろ?」
彼がこんな発言をする理由は...
さっき私の家を出る前の時に遡るのだが。
「自転車はここに停めといていいから。
わざわざ押していくのも、体力使うだろうし」
「それくらい大丈夫だよ。
俺は男だぜ?
しかもバリッバリの運動部だし」


