「じゃあ行こっか」
私の声で歩きだした。
「じゃあ私、風磨君の後ろをついてるから。
好きに買い物してよ。
私も適当に品物見てるからさ」
スーパーに着いて、かごを持つ風磨君に言った。
「わかった。
でもわからないことあったら訊くかも」
なんて自信無さそうに言われた。
風磨君なら自分で判断を下せそうなんだけど。
「時間はたっぷりあるんだから、じっくり考えなよ」
「そうするつもりだよ」
会話が終了すると、風磨君の顔つきが変わった。
真剣な顔をする時はたまに見かけたことはある。
だけど頑張ろうとする心意気に含まれた、戸惑いが新鮮に感じる。
自信を持ててない表情。


