「え、今誰もいないの?
た、確かに...家の中見てみたいと思う...よ」
と返事した彼を、私は無理矢理家に入れた。
靴を脱ぎながら、私は相手をがっかりさせるようなことを言った。
「ごめん。
上げておいて何なの、って思うかもしれないけど、
今日は玄関までで勘弁して。
どうしても上がりたいなら話は別だけどさ。
今日は今日で用事あるから。
すぐ荷物の準備するから待ってて」
私は風磨君の返事を聞かず、たったと部屋に向かった。
きっと風磨君、私の行動に呆れてるんだろうな。
「おまたせ!」
周りを物珍しそうに見ながら待っていた彼。
私はさっきの服装より少しまともにして、財布とケータイを持った。


