わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【前編】〜





「あっぶないなぁ…!」


右から突然現れた幽霊を危機一髪でかわした。


広樹と居たときに出てきたやつより移動スピードが遅かったからなんとかなったけど、やっぱり広樹がいないと心細い。


「あ…嘘、塞がれてる…!?」


右から来た幽霊に気をとられているうちに、前の通路が塞がれてしまっていた。


……………。


この、横の教室……。


教室の出入り口は2つあるから、もう片方はきっと幽霊の壁の向こう側に繋がっているはず。


でも、この教室は…音楽室だ。


中に入れば絶対にここあを見ることになってしまうだろう。


出来れば、友達の遺体なんて2度と見たくない。


…………でも………


「……迷ってる場合じゃない、か…」


仕方ない。


意を決して行こう。


大丈夫…どっちにしろ死体は何回か見たんだし。


あることがわかってればパニックにならないし………うん、大丈夫。