「あっぶないなぁ…!」
右から突然現れた幽霊を危機一髪でかわした。
広樹と居たときに出てきたやつより移動スピードが遅かったからなんとかなったけど、やっぱり広樹がいないと心細い。
「あ…嘘、塞がれてる…!?」
右から来た幽霊に気をとられているうちに、前の通路が塞がれてしまっていた。
……………。
この、横の教室……。
教室の出入り口は2つあるから、もう片方はきっと幽霊の壁の向こう側に繋がっているはず。
でも、この教室は…音楽室だ。
中に入れば絶対にここあを見ることになってしまうだろう。
出来れば、友達の遺体なんて2度と見たくない。
…………でも………
「……迷ってる場合じゃない、か…」
仕方ない。
意を決して行こう。
大丈夫…どっちにしろ死体は何回か見たんだし。
あることがわかってればパニックにならないし………うん、大丈夫。



