わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【前編】〜




「智哉っ!!
この先は…進ませねえよ!!」

「………広樹……わかった。
まずは広樹からにするよ……
待っててねここあ…すぐ、ここあのもとに連れていってあげるからね……?

あははははっ」



下から、広樹の威勢と智哉の笑い声が聞こえる。


なるべくそれを聞かなかったことにして、4階を進んでいく。


………幽霊は少ない。


これなら、反対側の職員室に近い階段まで、私一人でもなんとかたどり着けそうだ。


「………広樹も頑張ってるんだから…私はここで死ぬわけに行かないの。
お願いだから、進ませてよね」


聞く耳なんか持つわけない幽霊相手に語りかけたあと、小走りで幽霊と幽霊の間を駆け抜ける。