「ひ、広樹…!」
「大丈夫。避けながら進めば問題ないんだろ?
襲ってこないなら大丈夫だ」
しっかりと手を繋いで、職員室を目指す。
ブリッジの状態で停止している女の下をくぐり抜け、いきなり現れたやつを反射的に避け、手を伸ばしてくるものがたくさんいる所を駆け抜け。
まさに危機一髪、って時がたくさんあって、その度にひやひやした。
でも、広樹がいるおかげか…不思議と怖さはなかった。
「広樹、ダメ。
こっちは塞がれちゃってる…
一回上にあがって、回り道しよう」
2階から1階に降りるだけなのに、幽霊でたくさんの道が塞がれているせいで思うように進めない。
「危ない!」
「わっ………ごめん広樹、ありがとう」
もう、いきなり出てくるのはやめてほしい。
広樹の反射神経が良くて良かった。
じゃないと、二人とも一発でアウトだ。



