わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【前編】〜





大丈夫。


広樹がいれば何も怖いことなんてない。


広樹も私も、絶対にここから出られる。


「…………明美」

「わっ、さ、佐久間っ!?」


突然後ろから聞こえた声に、慌てて振り向く。


「…………広樹もいるんだね」

「な…っ、佐久間…何でここに…
お前死んだんじゃなかったのか!?」

「……………」


ふい、と佐久間は広樹から視線を外した。


「広樹…大丈夫。
佐久間はさっき私を智哉から助けてくれたの」

「………そうなのか?」


佐久間は無言でこくりと頷いたあと、廊下を指差した。


「……外が、大変なことになってる……
触れたら……死ぬ」


「は?」


佐久間は、それだけ言って消えてしまった。


触れたら死ぬって…どういうこと?


ただでさえ怖いって言うのに、まだ何かあるの?



「……明美、とりあえず出てみよう。
話はそれからだ」

「………そうね」


そーっと扉を開けて外に出る。


その光景に、私は目を疑った。


「ひっ…な、なによこれ……」