わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【前編】〜




「………広樹」


広樹に会いたい。


私の事を好きだと…守ると言ってくれた広樹。


あの時は嬉しくて嬉しくて……今の私がいるのも、あの時広樹が私の緊張をほぐしてくれたから。


だから、こんなに冷静でいられるんだ。


「……会いたいよ、広樹…」



―――ガタンッ!!


「っ!!」


何?掃除用具入れ?


まさか、ここで智哉は待ち伏せしてたの!?


ヤバい…掃除用具入れの扉が少しずつ開いていく。


どうしていきなり待ち伏せてるところに入っちゃうのよ…!


運が悪いにもほどがある。


ごくりと唾を飲んで、ホウキを握り直した。