わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【前編】〜





「ううん、そんなこと言ってる場合じゃないわ!」


ぶんぶんと思いっきり頭を振って、思考を切り替える。


まずは、この状況をどうにかしないと。


智哉は頭がいいから…私の考え付かないようなことをしてくるかもしれないという危険性が大きい。


今はいないと思うけど、そうやって思わせといて待ち伏せしてるかもしれない。


むしろそっちの方が予想が出来て助かるけど…私の勘では、多分智哉は図書室の出口で待ち伏せなんかしてくれない。


きっと、もっと予想もしない所…私が進んでいった先にいる。


どうしたら智哉に勝てる?


こういう頭脳戦では智哉に勝る人なんているのだろうか。


もしかしたらここあなら智哉の行動が読めたかもしれないけど、いない人を頼っても仕方がない。


全く歯はたちそうにないけど、一応掃除用具入れからホウキをひっつかむ。


手ぶらよりは気持ち的に安心だ。