わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【前編】〜






「明美………何がどうなってるの……?」

「わからないわ。
でも…音楽室に多分何かいたんだと思う」

「何かって…で、でも、今、下に行ったよね?大丈夫だよね?」

「大丈夫、広樹が引き付けておいてくれるはずだから…その間に音楽室に行こう」

「えっ!?音楽室に行くのっ?」

「そう。広樹が引き付けてる『何か』がいたのは音楽室でしょう?

そして、智哉の悲鳴も音楽室の方向からだった…」

「………智哉が、襲われてたかもしれないってこと?」

「そう言うこと。助けなきゃね」


安心させるようにニコッと笑うと、真理も微笑み返してくれる。


周りの音に気を配りながら、教室をでて再び音楽室へ向かう。


何の異変もなく音楽室まで来れたのは良いが、問題はその音楽室の中だった。


………絶対に見たくなかった、赤いもの。


「ひぃっ!?」

「いやぁっ……!?」


私も真理も、短く悲鳴をあげてへたりこむ。


さっきの幻でもそうだったけど、人って意外と死体を見ると声が出ないものなんだね。


怖すぎて、何がなんだかわからないって感じかもしれないけど。








そこには、血まみれのここあがいた。